保育園ママが仕事を辞めたくなったらどうする?退園しない選択肢は?

保育園

子どもを産むと、仕事と育児と家庭と、自分のこれらの働き方について悩みますよね。

育休は取れても保育園に入れなかったり、保育園に入れたはいいけど時短は使えなかったり、時短は使えたけど仕事量は減らないのに給料はかなり下がったり。。

ひよか

わたしも2人目の育休が明けて、17年勤めた会社を退職することになりました。

仕事は大変だけど、嫌々言いながら今後も続けていくものと思っていたのでここでの退職は想定外。

理由は育休中に会社組織が大きく変わったことや、就業規則が守られなかったことなどなど。

突然のことだったので、辞めようと決断するのに一番ネックだったのが保育園の問題でした。

子どもたちを保育園に通わせている間は退職する予定はなかったので、急いで今後の流れや注意点について調べることに。

保育園を続けるには再就職しかないと思っていたので、いろいろな選択肢があることでこころの余裕がうまれました。

いろいろと自治体によって違いますが、退職を考えたときにどのようなことを確認すればいいのかの参考になったらうれしいです!

目次

自治体の条件を確認しよう

チェックリスト

まずは自治体の保育園に通える条件を確認しましょう。

保育の必要性がなければ保育園には預けられません。

特に首都圏など、待機児童が多い自治体ほど条件が厳しくなっていることもあると思うので注意してください。

仕事を辞めてから保育園退園までのリミット

退職後、就労証明書だったり、学校への通学証明だったりを提出するまでにどのくらいの猶予が設けられているのか確認しましょう。

わたしの自治体では、退職後90日以内でした。

例えば、90日目が7/15で、内定をもらったけど8/1からといわれた場合などは内定証明書を提出すれば退園をせずに済みます。

1ヶ月の就労時間

仕事をしていれば保育園に預けることができますが、週3の1日4時間とか、週5で働くけど1日3時間とかではダメなことが多いです。

月に〇〇時間と決められていると思うので、確認しましょう。

また、その時間を実際の労働時間と考えるか、拘束時間と考えるかでも大きく違ってきます。

わたしの自治体は拘束時間で考えてくれたので、昼休みの時間も含めてくれました。

つまりひと月を20日と考え、9:00-15:00の週3で働いた場合、実際の月の労働時間は60時間ですが、拘束時間だと72時間になります。

収入条件があるかどうか

わたしの自治体ではこの条件はなかったのですが、待機児童が多い自治体だと、収入条件があるところもあります。

つまり、月に〇〇時間と決められた就労時間に、その自治体の最低賃金を掛けた金額と同等の収入がないといけないということです。

普通に雇用されて働く場合、これを下回ることはないので心配する必要はありませんが、個人事業主の方や、内職の方など最低賃金が適用されない方は注意が必要です。

育休中の転職は要注意

復帰後に時短制度がなかったり、育休は取らせてもらったけど、実質復帰後の椅子はなかったり、育休中にもっと働きやすい職場に転職しようと考える方も多いと思います。

でも、保育園の入園決定後や、2人目の育休中で上の子どもが保育園に通っている場合などは注意が必要です。

保育園の入園はあくまで前職での就労証明をもとに決定されたものなので、それと条件が違っている場合はいくら就労条件に合っていても退園を求められる場合があります。

また、2人目育休中でも上の子をそのまま預かってくれる自治体が増えてきましたが、それはあくまでもとの職場に復帰することを条件にしていることが多いです。

わたしはそれを知らずに、職場の組織変更が決定し、戻る場所がなくなるかもしれないと思ってから転職活動を始めましたが、念のため自治体に確認してみると、下の子は入園できたとしても、上の子は一度退園して、再度新しい職場の労働条件で入園審査になるとのことでした。

育休明けに復帰証明書の提出が必要な自治体の方はとくに注意が必要ですね。

わたしの自治体は復帰証明書の提出は必要なかったので、年始にある年に一度の就労証明書の提出日にきちんと提出できれば元の職場に復帰してからの転職かどうかはばれませんが、後ろめたいことはしたくなかったので、きちんと一度は復帰して、本当に働き続けることができないか試してみることにしました。

退職後の選択肢

保育園

求職活動をする

まずはこれが王道ですね。

退職したら、求職活動をしていますという申告書を提出します。

求職活動の状況を申告し、期限までに就労証明書が提出できなかった場合は保育園を退園しますという誓約書も兼ねています。

でも再就職するなら、今の職場よりもいい環境で、長く働けるところがいいですよね!

他にも選択肢はあるので、焦ってどこでもいいやと決めてしまうのは待ってください。

学校に通う

就学も保育園に預ける理由になります。

学校というと、大学や専門学校を思い浮かべる方もいて、いまさらそんなところに通えないから無理だと思うかもしれません。

でも、ハローワークで募集している職業訓練でも就学として認められます。

職業訓練は無料(教材費のみ)で、待機期間なく失業保険が出たり、交通費も出たりとこれから長く働いていくために技能を身に着けたいと考えている方にはおすすめです!

ひよか

一度職業訓練に通って、スキルを身に着けながらじっくり再就職先を探すのがおすすめです!

就学が認められているといっても、何でもいいわけではありませんので、必ず自治体の条件を確認しましょう。

  • 月の学習時間が労働時間の条件以上あること
  • 在学証明書とカリキュラムを提出すること
  • 保育時間は原則短時間

次に就学を選んだ場合に必ず確認してほしいのが、卒業後のことです。

就学により保育園に在園できたけど、卒業したと同時に退園しなければいけないなら意味ないですよね。

就学中に求職活動をして、卒業と同時に就職するなんてのは現実的ではありません。

わたしの自治体では、卒業後、求職活動をする期間も在園可能でした。

もちろん、求職活動に関する申告書は提出し、90日以内に就労証明書を出さなければなりません。

フリーランスになる

次の選択肢は、フリーランスになることです。

在宅で仕事をしたいママって多いですよね。

外で仕事をしていると子どもの病気や学校行事で会社を休みづらくて、フリーランスだと自分で仕事の調節ができるから、子どもが小さい時ほどフリーランスは理想的ですよね。

では、フリーランスになることを選択した場合、どうしたら保育園を継続できるのでしょうか。

わたしの自治体の場合ですが、開業届を提出する必要はありません

就労証明書を自分で記入し、地域の民生委員さんに証明をもらうだけでOKです。

では民生委員さんが何を基準に判断しているのか保育園課の職員に質問したのですが、市からの統一の判断基準があるわけではないそうです。

つまり、就労時間さえ満たしていればあとは民生委員さんの判断によるということです。

知り合いの民生委員さんにも確認したところ、いままで経験がないそうですが、こちらの説明を聞いて問題なさそうだったら大丈夫だよとのことです。

なので、申請前に何件か実績を作り、1件に何時間かかるのか、今後の見通しはどうなのか説明できればいいのではないかと思います。

ただし、収入条件がある自治体では収入も証明する必要があると思うので、退職後いきなりフリーランスで少しずつ仕事を増やしていこうというのは難しいかもしれません。

ひよか

保育園に通わせながら、在宅で働く夢をかなえられるかもしれませんね!

幼稚園に通う

幼稚園に通わせることも検討してみましょう。

保育園のことしか知らないと、幼稚園ってお弁当の日があったり、親の参加も多そうだし、ママ友とのかかわりも多くなるからトラブルも多そうだなぁと、ちょっと怖く思ってしまう部分もありませんか?

実際わたしも勝手にマイナスイメージばかり持ってしまって、幼稚園は行かせたくないなぁと思っていました。

もちろん、いま通っている保育園が家から近く、先生や園の雰囲気もよく、お友達もたくさんできて楽しそうに通っている子どものことを思っても保育園は辞めたくありません。

でも、最悪幼稚園に通うことになった場合のリサーチも必要だなと思い、子どもを幼稚園に通わせている友達に話を聞いたりしました。

いろいろ話を聞いてみると、幼稚園にもいろいろ特徴があり、今は働いているママも多いので行事への親の参加も少なかったり、全く関わらない人もいるけど特に問題ないといった感じ。

THE・ママ友グループみたいなのもあるみたいですが、ドラマでみるようなドロドロしたものはなさそうです。

今時の保育園は幼児教育の面でもとても優れていますよね。

でもやはりカリキュラムとしてきちんと定められている幼稚園は安心ですし、幼稚園だと園外でのお友達とのかかわりも増えて、子どもには良い面もたくさんです!

なので、幼稚園を最初から選択肢からはずすのではなく、一度検討してみることで不安が解消されると思います。

わたしが下の子を保育園に入れたとき、あと5年は仕事を辞められないと思っていたのですが、上の子が小学生に上がるタイミングで下の子が年少になるのでそこから幼稚園に通わせれば2年がんばればどうにかなると考えることができました。

5年が2年になるだけでも精神的な負担はだいぶ軽くなります。

ひよか

とにかくいろいろな選択肢を持っておくのが大切ですね!

【まとめ】選択肢はたくさんあるからこころが楽な道を選ぼう

恥ずかしながら、わたしは独身時代からずっと「嫌なことがあったらいつでも辞められるから」と思うことで、仕事をがんばることができていました。

いつでも辞められると逃げ場を作っておくことでどうにかがんばっていたのですが、子どもを保育園に通わせて仕事復帰したとたん、わたしが辞めたら子どもも保育園をやめなければならないということがとてもプレッシャーになってきます。

もちろん保育園に入園できただけでありがたいし、簡単に仕事をやめるつもりはないけど、ますます仕事が憂鬱になったのも事実です。

実際は今の職場でがんばれるならそれが一番いいですよね。

でも、どうしてもつらいなら思い切ってやめてしまう道も一つです。

育休を取らせてもらったからがんばらなきゃとか、周りの人に悪いからとか、いろいろなことを考えてしまうと思いますが、自分のこころが楽な道を選んでもいいんですよ。

ママだってもう一度学校に通って勉強したっていいし、夢を追いかけたっていい。

わたしにとって一番のネックは保育園問題でしたが、お金の問題だってあるから簡単には決められないとは思います。

ひよか

でも、選択肢をいくつも用意して、いざとなったら自由に動けるように準備しておくだけでこころが軽くなりますよ!

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 選択肢が複数あること、まずは住んでる地域の決まりを把握すること…参考になることがたくさんでした。
    「わたしが辞めたら子どもも保育園をやめなければならないということがとてもプレッシャー」、最近重たく感じていたことです。周りのことも気にかかります。
    でも心が病みかけ?病んでる?ので早めに決断したいと考えていますが保育園が…と悩んでいました。
    自分がどの道を取れるのか、選択肢をあげて考えてみたいと思います。
    とても参考になりました。ありがとうございました。

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